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Asimocraftsのアシグリップ「asigrip_tk」を装着!タークのクラシックフライパンのカスタム

asigrip サムネイル

BLIAN

キャンプ歴4年目。私生活ではプチミニマリストな夫婦二人が、キャンプでも少ない荷物でおしゃれなキャンプを楽しむ『ミニマルキャンプ』にチャレンジ。この手軽なキャンプの魅力を、ブログ・Instagram・YouTubeにて発信中。おかげ様で当ブログは、月間3万人の方にご覧いただいています!

こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。

この記事では、キャンプに人気の鉄フライパンタークのカスタムとして、Asimocraftsのアシグリップ「asigrip_tk」を装着するまでの苦労をご紹介します!

asigrip_tkはめっちゃカッコいいんですが装着するまでに苦労がありました...

この記事はこんな人におすすめ!

おすすめな人

  • Asimocraftsのアシグリップが気になっている!
  • タークのフライパンにグリップをカスタムしたい!
  • asigrip_tkのサイズが合わないけどなんとかなるのか心配...

この記事では、次のことがわかります。

ポイント

  • Asimocraftsのアシグリップの魅力がわかる!
  • タークのクラシックフライパンにグリップカスタムを施した魅力がわかる!
  • asigripのサイズ合わせと蜜蝋メンテンナンスの方法がわかる!

ひとつひとつのギアに満足できるカスタムを施して、自分だけのお気に入りのキャンプサイトを存分に楽しみましょう!

Asimocrafts asigrip_tkについて

様々なギアのグリップをおしゃれで無骨なデザインへと変貌させる魔法のアイテムAsimocraftsのasiripは、おしゃれキャンパーの中では有名すぎるほどの定番ギアです!

今回はそんなasigripのうち、タークのフライパンに装着できるasigrip_tkを手に入れたため、ご紹介していきます!

待ちに待ったasigrip_tkが届いた!

私はキャンプでのフライパンにはタークのクラシックフライパン28cmを愛用しており、ステーキなどの焼き物がそれはとても美味しく仕上がるこのフライパンにとても満足しています。

焚き火の炎で焼き上がるステーキ

参考

タークのクラシックフライパンを実際に使った感想については、下記の記事を参考にしてみてください。

ターク サムネイル
タークでキャンプの質を向上!料理が美味しくなる傑作の鉄フライパン

続きを見る

しかしながら一枚の鉄の塊から打ち出しているタークなので、持ち手の部分が薄く、重たいタークを使いこなすのには少々苦労していました。

Turk frying pan

そこでグリップのカスタムで有名なAsimocraftsのasigripが欲しいなと思っていたのですが、高価な上売れ切れ続出でなかなか手に入れることのできない幻のギアなので、半ば諦めていたところでした。

ところが先日、公式サイトより突然の入荷通知が!

突然の通知

”これは運命だ!”と思い、すぐさま購入画面に飛び、無事購入することができました。

そこから1週間ほどで、とうとうあのasigripが届いたところがこちらです!

asigrip

いやーやはり本物の美しさはたまらないですねぇ...

日本の伝統技法である名栗加工が施されたグリップは、見た目だけではなくその握りやすさもぴかいちで、キャンプの間ずっとニギニギしていられるほどだとか。

ちなみにasigrip_tkのスペックは、次の通りです。

  • サイズ:W3.5×D3.5×H12cm
  • 重量:約68g
  • 材質:樽、ネオジウム

asigrip_tkはネオジウム磁石によってタークのハンドルにパチンと張り付くので、装着の手間もかかりません。

重量も非常に軽量なので、カスタムの手頃さとしては最高ですね!

早速装着してみようと思うも...

そこで早速クラシックフライパンに装着してみようと思うも、まさかのトラブル発生...。

なんとサイズがまったく合わない。

フライパンに取り付けた様子1

とうやらグリップの奥側はぴったりサイズで上下のパーツが噛み合っているものの、手前側がサイズが合わず、浮きまくっている様子。

フライパンに取り付けた様子2

なんだこりゃ不良品か!?と思わず叫びそうになってしまいましたが、一緒に封入されていた注意書きにはこんなコメントが。

asigripの注意書き

冒頭にも触れた通り、タークのクラシックフライパンは一枚の鉄の塊から打ち出して作られているため、どうしても個体差があります。

そのためasigrip_tkも幅の狭いフライパンに合わせる形でサイズを調整して作っているため、幅の広いフライパンには自分で削って合わせる必要があるとのこと。

んーなるほど、それは完全に見落としていました。Asimocraftsさん、不良品だなんて思って失礼いたしました。

asigrip_tkを削っていく

ということで、手持ちのクラシックフライパンに合わせるべく、asigrip_tkを削っていくことにします。

あくまで自己責任の作業となるため、失敗は許されません...!

正確なサイズを測る

まずはどれだけ削る必要があるのか把握するため、正確なサイズを測っていきましょう。

タークのクラシックフライパンのハンドルの幅は、約26mmほどです。これは手前側も奥側も同様でした。

asigripのサイズを測る4

次に、届いたasigripの幅を測っていきます。

グリップ奥側が約26mmなので、フライパンのハンドルの幅とぴったりですね。

asigripのサイズを測る1

一方でグリップ手前側はというと、約23mm。そりゃぴったりとくっつかないわけですね。

asigripのサイズを測る2

ちなみにグリップの上下のパーツを手前側と奥側とを入れ替えて空いた穴を見てみると、この通り。

asigripのサイズを測る3

このように穴が凸凹になっていますね。

写真下側の幅の広い穴はフライパンの幅とぴったりなので、上側の狭い穴を下側と同じサイズに広げてやれば、フライパンにぷったりと合うはずです。

マークを付ける

それでは削るべき正確なサイズがわかったところで、次に削るポイントにマークを付けていきます。

上側の凸部分を削ってやればいいので、まずはその凸部分を鉛筆で黒く塗りつぶしてマークを付けます。

asigripのサイズを測る5

次にグリップを取り外して、先ほどマークした凸部分の頂点と幅に問題ないもう片方の頂点との間を、定規を使ってまっすぐの線を引きます。

asigripのサイズを測る6

するとこのように線を引くことができました。この鉛筆で黒く塗られた部分こそが、今回削っている部分になります。

asigripのサイズを測る7

ここから先の作業は失敗すると取り返しがつかなくなるので、気をつけながら集中して進めていきます。

削っていく

まずはさきほど鉛筆でマークを付けた部分に、正確にカッターで切り込みを入れていきます。

asigripの素材は柔らかいので、わりと簡単にカッターの刃が入っていきます。

asigripを削る1

柔らかい分、余計な部分まで切り込みを入れてしまったり、力を込めすぎてグリップを割らないように十分に気をつけましょう。

カッターで切り込みを入れられたら、あとは目視で少しずつ何度も刃を往復させながら、ゆっくりとグリップを削っていきます。

asigripを削る2

するとこのように、小さな木片を削り出すことができます。

asigripを削る3

この作業を丁寧に繰り返して鉛筆でマークした黒く塗られた部分がなくなれば、ぴったりサイズに幅が広がっているはずです。

時たまフライパンに取り付けてみて、何度も確認をしながら進めていきます。

asigripを削る5

浮いていた部分がずいぶん無くなって、大分サイズが合うようになってきました。

asigripを削る6

横から穴を見てみても概ね上下がそろっており、大方うまく削れたのではないかと思います。

asigripを削る7

そこからさらに微修正を加えながら、最終的にこの程度の木片が発生しました。

asigripを削る8

これにて作業は完了です!

ついに完成したasigrip_tk

1時間ほどかけて、ようやく納得のいくasigripを削り出すことができました!

完成したasigrip1

やはりタークのクラシックフライパンに装着した姿はなんとも言えぬ気品と美しさが漂いますね...。

このようにグリップの奥側はもちろん、手前側もぴったりとサイズを合わせることができました。

完成したasigrip2

これでフライパンが握りやすくなって、キャンプで使うのがより楽しみになりますね!

さらに手間をかけて育てていく

このままの状態でも十分に素敵なのですが、せっかくなのでもう少し手を加えてasigripを自分仕様に育ててみることにしました。

ヤスリがけを行う

まずはヤスリがけを行って、手触りを良くしていきます。

特にグリップの内側はカッターで削って肌が荒れていますので、丁寧にヤスリがけを行っていきます。

ヤスリがけ1

今回は400番手の紙やすりを使いました。

ヤスリがけ2

正直見た目にはわかりませんが、細かなささくれなどがなくなり、手触りが良くなりました。

蜜蝋で艶出しを行う

次に蜜蝋を使って、グリップに艶を出していきます。

蜜蝋には、以前ウッドテーブルのメンテナンスで使った未晒し蜜ロウを使いました。

蜜蝋を塗る1
テーブルメンテナンス サムネイル
キャンプギアのメンテナンス!蜜蝋ワックスを使って木製テーブルをピカピカに磨き上げる

続きを見る

まずはスプーンで蜜蝋を少しだけ取ります。

蜜蝋を塗る2

写真はこれでも多すぎるくらいなので、asigripにはもっと少なめで大丈夫です。

スプーンに取った蜜蝋はスポンジに広げて、スポンジを使ってグリップに塗り広げていきます。

蜜蝋を塗る3

未晒し蜜ロウワックスは、うす〜くケチケチと伸ばして塗るのがコツです。力は込めずにサッと塗り拡げていきましょう。

蜜蝋を塗ったら、すぐに乾いたウエスで乾拭きして、余計な蜜蝋を取り除いていきます。

蜜蝋を塗る4

使用したスポンジとウエスは、水に浸してゴミ箱へ捨てましょう。
油分を含んだまま積みおくと、発火の恐れがあり大変危険です。

ウエスでの乾拭きが終わったら、あとは風通しの良いところで半日~1日ほど乾燥させます。

下の写真が蜜蝋を塗った直後ですが...

蜜蝋Before

1日置いた後は、このように少ししっとりと濡れた色に変わり、木目がはっきりと表れるようになりました。

蜜蝋After

クラシックフライパンに取り付けてみるとこの通りで、グリップに少し渋みがました分、より相性が良くなりました!

Perfectなasigrip

まとめ

完成したasigrip1

この記事では、キャンプに人気の鉄フライパンタークのカスタムとして、Asimocraftsのアシグリップ「asigrip_tk」を装着するまでの苦労をご紹介しました。

タークのクラシックフライパンは一枚の鉄の塊から打ち出して作られているため個体差があり、そのためasigrip_tkは幅の広いフライパンには自分で削って合わせる必要があります。

そこで今回はasigrip_tkを自分で削り出してサイズを合わせ、加えて蜜蝋でメンテンスを行って、より魅力的なギアへと仕上げました。

ひとつひとつのギアに満足できるカスタムを施して、自分だけのお気に入りのキャンプサイトを存分に楽しみましょう!

それでは良いキャンプライフを!

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