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【最速レビュー】BLUETTIのポータブル電源AC180をキャンプで使い倒してみた

2023-07-16

BLUETTI AC180 thumbnail

BLIAN

キャンプ歴3年目。私生活ではプチミニマリストな夫婦二人が、キャンプでも少ない荷物でおしゃれなキャンプを楽しむ『ミニマルキャンプ』にチャレンジ。この手軽なキャンプの魅力を、ブログ・Instagram・YouTubeにて発信中。おかげ様で当ブログは、月間3万人の方にご覧いただいています!

こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。

この記事では、この度BLUETTIより発売された最新ポータブル電源AC180をキャンプで使い倒してみたので、その感想をレビューします。

結果的にバッテリーの容量やサイズ感がキャンプで使うのにぴったりでした!

この記事はこんな人におすすめ!

おすすめな人

  • キャンプに最適なポータブル電源を選ぶのに悩んでいる...
  • BLUETTI AC180の実際の使い勝手について気になっている!
  • どんな人にAC180がおすすめなのか教えて!

この記事では、次のことがわかります。

ポイント

  • BLUETTI AC180の魅力がわかる!
  • 実際に使って感じたメリットやデメリットがわかる!
  • BLUETTI AC180がおすすめの人がわかる!

今ではキャンプにポータブル電源は必需品となってきています。

使い勝手に優れたポータブル電源を手に入れて、オールシーズン快適なキャンプを楽しんでしまいましょう!

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今回の記事の作成にあたって、BLUETTI様より製品をご提供いただきました。

その上で実際にキャンプで使ってみて、感じたメリットやデメリットを正直にレビューしていきます。

BLUETTI AC180について

それでは、今回BLUETTI様よりご提供いただいたAC180について、スペックや特徴を簡単にまとめます。

BLUETTIとは

BLUETTI Logo
画像出展:BLUETTI

BLUETTIとは、中国のポータブル電源の老舗メーカーであり、再生可能エネルギーのソリューションを提供しているブランドです。

そのため主にポータブル電源やソーラーパネル等を取り扱っており、ポータブル電源を検討している人ならすで知っている人も多いかもしれません。

特にポータブル電源では、アウトドアに持ち出しやすい軽量でコンパクトなものから、災害時に家の電気を賄えるような巨大なものまで、様々な種類を取り扱っています。

実際にキャンプで使っているユーザーも多く、どの製品も口コミの評価が非常に高いため、ポータブル電源を検討する上では外せないブランドです。

AC180のスペック

Appearance of AC180

AC180のスペックは、次の通りです。

  • サイズ:34 × 24.7 × 31.7cm
  • 重量:約16kg
  • 容量:1,152Wh (36Ah)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
  • 出力数:合計1,800W(瞬間最大2,700W)
  • その他:パススルー充電対応

機械類はスペックだけ並べてみてもわかりづらいですね...。

そこで、キャンプで使う上で特に重要なポイントだけに絞って、特徴として次項で取り上げていきます。

AC180の特徴

それでは、AC180の特徴をご紹介します。

特徴3つは、次のとおりです。

ポイント

  • 大容量ながらコンパクトなサイズ感
  • わずか45分で80%まで蓄えられる急速充電
  • 合計1,800Wもの高出力で使う家電に制限なし

大容量ながらコンパクトなサイズ感

AC180 small battery

AC180は1,152Whと非常に大容量でありながら、サイズは34 × 24.7 × 31.7cmと比較的コンパクトに仕上がっています。

後ほどメリットの部分でも触れますが、1,000Wh以上もの容量があれば、ポータブル冷蔵庫を使ってのキャンプを途中で充電することなく連泊だって可能です。

そのような大容量でありながら、サイズとしては小さなコンテナボックスくらいの大きさなので、キャンプの荷物としてもそれほど大きなものではありません。

そのためより快適なキャンプを楽しむ上で、ポータブル電源として容量とサイズのバランスが非常に優れていると感じます。

わずか45分で80%まで蓄えられる急速充電

AC180 quick charge

AC180では最大1,440Whものターボ充電によって、残量0から80%までたった45分で急速充電することが可能です。

(ちなみに画像は通常充電で、それでも1,000Wh以上の速度で充電が可能です)

これは非常に便利で、例えばキャンプの前日にポータブル電源の充電を忘れてしまったとしても、当日の朝に荷物を積み込んでいる間にサッと充電すれば問題なく持っていくことができます。

さらにはそのまま充電を続けていれば2時間ほどで100%となるため、朝起きてから充電を始めれば、そもそも前日から準備する必要すらないかもしれません。

この点については他社の類似製品と比べてもダントツに優れており、特に忘れっぽいキャンパーさんには欠かせない機能です。

合計1,800Wもの高出力で使う家電に制限なし

AC180 Can be used with any home appliance

AC180は合計1,800Wもの定格出力を備えているため、キャンプで使う家電であれば、まず使えないものはないと言っても過言ではありません。

参考までにキャンプでよく使われる家電の消費電力を上げてみると、下記のとおりです。

家電の種類消費電力
ホットプレート1,200W
電気ケトル1,200W
ドライヤー1,200W
セラミックファンヒーター600〜1,200W
ホットカーペット100〜700W
モバイルプロジェクター65W
ポータブル冷蔵庫50〜60W
電気毛布50W

おそらく思いつくものは、だいたい使えるのではないでしょうか。

(余談ですが、エアコン冷房の立ち上がり時で1,500Wほど、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥で1,300Wほどなので、理屈的にはこれらも使えてしまいます)

キャンプ場の電源サイトでは多くのところが1,000Wが上限となっていることを考えると、様々な家電が使えるAC180の魅力がより際立ちます。

おすすめな人

  • ポータブル電源を使って連泊のキャンプを楽しみたい!
  • あらかじめポータブル電源の充電をしておくといった準備や負担を軽減したい!
  • 5年保証で長く安心して使いたい!

AC180のメリット

それでは、実際にAC180を使って感じたメリットをご紹介します。

メリット4つは、次の通りです。

メリット

  • 大容量のため2泊を超える連泊でも問題なく使える
  • 急速充電のおかげで”準備忘れ”が気にならない
  • 凹凸のないデザインのため積み込みしやすい
  • 5年保証でアウトドアでも安心して使える

大容量のため2泊を超える連泊でも問題なく使える

AC180 Large capacity portable power supply

まず一番に感じたメリットは、AC180は1,152Whもの大容量を備えているため、2泊以上の連泊のキャンプでも難なく使い続けることができる点です。

今回はあらかじめ冷やしておいたポータブル冷蔵庫に加えて、スマホ2台を2度フル充電するために使いましたが、結果的にバッテリー残量は100%→20%弱と、まだ余力を残して帰宅することができました。

もちろん使用状況に応じて消費電力が異なるため一概に何泊できるとは言い切れませんが、少なくとも1泊2日であれば何の不自由もなく快適に使うことができそうです。

ちなみにポータブル電源に残量があれば、帰り道の間にキャンプで使ったLEDランタンを充電しておくと帰宅してから充電作業が減るため、そういった一手間を減らすという意味でも余裕を持った容量のポータブル電源を選ぶ意義は大きいと感じます。

急速充電のおかげで”準備忘れ”が気にならない

AC180 that can be charged quickly

特徴の部分でも取り上げましたが、45分で80%もの充電が可能な急速充電のメリットはとても大きいです。

なぜなら、わざわざ前日から充電をして準備をする手間が減り、当日も荷物を積み込んでいる間に充電してやれば問題なくキャンプに持っていくことができるためです。

もし急速充電機能がなければどうなるかというと、キャンプの当日になってからポータブル電源を充電していなかったことに気づき、そのために夫婦喧嘩になったりキャンプに出かける時間が遅くなったりなど、トラブルが発生することは明白です。

ただし急速充電は大なり小なりバッテリーに負荷がかかるため、可能であればゆっくりと時間をかけて充電してやる方が良いのは事実です。

しかし”キャンプで忘れ物をよくする”という人や”前日から準備をするのが大変”といった人には、いざとなれば急速充電で何とかなるという保険を持っておくことだけでも、心の平穏を保つ上でとても大きなメリットだと思います。

凹凸のないデザインのため積み込みしやすい

AC180 Smooth design

実際に使ってみて何気に良いなと思ったのが、AC180のデザインです。

こちらは本当にきれいな四角い形をしており、凸凹と飛び出しているようなパーツが一切ありません。(取っ手部分もデザインの中に見事に馴染んでいます)

そのためキャンプの荷物を車に積み込む際に、他のキャンプ道具との兼ね合わせが悪くうまく積載できなかったり、パーツが突っかえて無駄な空間ができたりといった心配がなく、いつもテトリスのごとく荷物を積み込んでいるキャンパーさんなら大助かりすること間違いなしです。

ちなみに個人的には、後部座席の足元のスペースに置くのがおすすめです。(重量があるため、くれぐれも荷物の上の方などに重ねて置かないよう注意しましょう)

5年保証でアウトドアでも安心して使える

AC180 outdoor use

AC180には、注文日より5年のサポート(保証)が付いています。

BLUETTI は、保証期間中に、正常な使用下で、製品素材および製造上の欠陥があった場合に、交換の対応をご提供いたします。

交換品の保証期間は、元の製品の残りの保証期間、または交換日から30日間の、どちらか長い方となります。返品送料はお客様のご負担となります。

BLUETTI 保証ポリシー

正常な使用の上で欠陥があった場合に交換対応してもらえるのはもちろんありがたいことのですが、それ以上に助かると思ったのが、保証期間中であれば有償での修理対応もしてもらえるということです。

お客様のご利用方法による不良の場合、保証期間内は有償にて修理対応いたします。保証期間以降は、修理、交換とも承りかねます。

BLUTTI 交換・返金・メンテナンス

大切に扱うとはいえ、やはりアウトドア環境での使用となるため、どうしても故障の可能性はつきまといます。

しかしながら保証期間である5年間については有償での修理対応もしてもらえるため、長く大切に使い続けることができます。

AC180のデメリット

機能やデザインともに非常に優れたポータブル電源であるAC180ですが、一方で実際に使ってみて感じたデメリットもあるためご紹介します。

デメリット3つは、次の通りです。

デメリット

  • DC出力のプラグの刺さり具合が不安定
  • 使用時に定期的に回るファンの音量が少し気になる
  • Type Cの出力ポートの数が物足りない

DC出力のプラグの刺さり具合が不安定

AC180 Unstable plug

AC180にはDC出力が一箇所ありますが、こちらがどうやらプラグが奥まで刺さるとカチッとはまるようなタイプではないようです。

そのため少し触れてプラグの刺さり具合が緩くなると、DCの接続が認識されず、電力の供給が止まってしまいます。

実際に今回はポータブル冷蔵庫をDCで接続して使ってみましたが、どうやら冷蔵庫からものを取り出した際にプラグに触れてしまったようで、気がつくと冷蔵庫の稼働が止まっていたなんてことが何度かありました。(私の不注意のせいもありますが...)

ただキャンプで家電を使用する際にはACを使うことがほとんどだと思うので特段大きな支障はないかと思いますが、DCを頻繁に使うという人は少し気に留めておいた方が良いかもしれません。

使用時に定期的に回るファンの音量が少し気になる

AC180 little loud fan noise

AC180を連続で使用していると、定期的にファンが回るのですが、このファンの音量が少々気になる大きさだと感じました。

今回気になったのは夜の就寝時で、ポータブル電源にはポータブル冷蔵庫とスマホを2台充電している状況でしたが、だいたい30〜40分に1回ほどの頻度でファンが大きく回りました。

ファンの音量は屋外であればさほど気になるものではないかと思いますが、今回はテント内に運び入れていたため枕元の近くにあり、漫画などを読んでいてもファンの音に気を取られるほどでした。(デスクトップPCが思い切りファンを回しているような音でした)

ただしこれは接続している家電や外気温などの使用環境によるものや、大容量であるが故の必要な機能であるため、特徴を理解してあらかじめ足元に配置するなどの工夫をとれば大きなデメリットにはならないかと思います。

Type Cの出力ポートの数が物足りない

AC180 output port

最後にどうしても気になったのが、Type Cの出力ポートの数が1つしかないことです。

最近はスマホやPC、カメラなどの多くの電子機器の規格がUSB Type Cに統一されてきており、これらの機器同士を接続するため、ケーブルの両端がType Cのもの(Type CtoC)を使う機会も格段に増えました。

そのため私の手元には従来のType AtoCよりもType CtoCのケーブルの方が多いのですが、AC180ではType Aの出力ポートは4つあるのに対してType Cは1つであるため、複数の機器の充電をしようとすると、普段持ち歩くことのないType AtoCを準備しなければなりません。

この点は持っているケーブルの種類によるため一概にデメリットとは言えませんが、私と同様に普段からType CtoCのケーブルを使っている人であると少し使いづらく感じてしまうかもしれません。

まとめ

BLUETTI AC180

この記事では、この度BLUETTIより発売された最新ポータブル電源AC180をキャンプで使い倒してみた感想をレビューしました。

AC180のスペック、特徴は次の通りです。

  • サイズ:34 × 24.7 × 31.7cm
  • 重量:約16kg
  • 容量:1,152Wh (36Ah)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
  • 出力数:合計1,800W(瞬間最大2,700W)
  • その他:パススルー充電対応

ポイント

  • 大容量ながらコンパクトなサイズ感
  • わずか45分で80%まで蓄えられる急速充電
  • 合計1,800Wもの高出力で使う家電に制限なし

また、実際に使って感じたメリットやデメリットは、次の通りです。

メリット

  • 大容量のため2泊を超える連泊でも問題なく使える
  • 急速充電のおかげで”準備忘れ”が気にならない
  • 凹凸のないデザインのため積み込みしやすい
  • 5年保証でアウトドアでも安心して使える

デメリット

  • DC出力のプラグの刺さり具合が不安定
  • 使用時に定期的に回るファンの音量が少し気になる
  • Type Cの出力ポートの数が物足りない

BLUETTIのAC180は、こんな人におすすめ!

おすすめな人

  • ポータブル電源を使って連泊のキャンプを楽しみたい!
  • あらかじめポータブル電源の充電をしておくといった準備や負担を軽減したい!
  • 5年保証で長く安心して使いたい!

今ではキャンプにポータブル電源は必需品となってきています。

使い勝手に優れたポータブル電源を手に入れて、オールシーズン快適なキャンプを楽しんでしまいましょう!

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