こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。
この記事では、キャンプギアのメンテナンスとして、蜜蝋ワックスを使って木製テーブルをピカピカに磨き上げる方法についてご紹介します。
自分の手でメンテンナンスをするとよりギアに愛着が湧いてきますね!
この記事はこんな人におすすめ!
おすすめな人
- 木製テーブルを使っているけどメンテナンスができていない...
- メンテナンスをしたいけれども方法がわからない!
- 蜜蝋ワックスを使ったメンテナンス方法を教えて!
この記事では、次のことがわかります。
ポイント
- メンテンナンスに蜜蝋ワックスがおすすめの理由がわかる!
- 蜜蝋ワックスを使うメリット・デメリットがわかる!
- 蜜蝋ワックスを使ったメンテナンス方法がわかる!
自分のお気に入りのギアを自分の手でメンテナンスしてやれば、さらに愛着が湧くこと間違いなしです。
愛着ある最高のキャンプギアで、素敵なキャンプに出掛けましょう!
メンテナンスに蜜蝋ワックスがおすすめの理由
キャンプで使われるテーブルの多くはウレタン塗装が施されていますが、一方で無垢材でてきたテーブルも大変な魅力があります。
しかしながら無垢材のテーブルは傷や汚れが付きやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そこで無垢材のメンテナンスとして、蜜蝋ワックスを使ったお手入れ方法がおすすめです!
メンテナンスに蜜蝋ワックスがおすすめの理由3つは、次の通りです。
ポイント
- 木材の自然な質感が楽しめる
- 汚れ防止や撥水効果が得られる
- 自然由来で肌についても安心安全
木材の自然な質感が楽しめる
蜜蝋ワックスは木材にしっかりと染み込むことで自然なツヤが戻り、木材が本来持っている自然な質感を楽しむことができます。
また、ウレタン塗装と異なりテカテカとしたツヤが出ず、またオイル仕上げのようなしっとりとした濡れ色にもなりません。
蜜蝋ワックスなら無塗装に近いサラッとした仕上がりが得られるため、木材の雰囲気を変えることなく本来の質感を楽しむにはぴったりのメンテナンス法です。
汚れ防止や撥水効果が得られる
蜜蝋ワックスは木材に染み込むことで、表面に薄い皮膜を作ります。
この皮膜によって木材の表面が保護されることで、汚れの付着防止や防腐効果、撥水効果などが得られます。
キャンプなどのアウトドアでは汚れや水気はつきものですが、木材の質感を楽しみながらもそういったリスクから保護できることは大変魅力的なポイントです。
自然由来で肌についても安心安全
蜜蝋ワックスは、ミツバチの巣を溶かして不純物を取り除いた蝋成分に、植物油を混ぜ合わせることで作られます。
そのため人工合成物を含まず、まさに天然のワックスと言えます。また蜜蝋は化粧品やロウソクの原料にも用いられており、身体にも優しく安心・安全に使うことができます。
ただし、必ずしも全ての蜜蝋ワックスが肌に塗布しても問題ないわけではない点はご注意ください
蜜蝋ワックスのメリット・デメリット
無垢材のテーブルのメンテナンスには、蜜蝋ワックスがおすすめな理由がよく伝わったかと思います。
そこで次は、蜜蝋ワックスを使うことのメリット・デメリットをご紹介します。
蜜蝋ワックスのメリット2つ
はじめに、蜜蝋ワックスのメリットをご紹介します。メリット2つは、次の通りです。
メリット
- 簡単に塗れて初心者でも扱いやすい
- キツさのない自然な香り
簡単に塗れて初心者でも扱いやすい
蜜蝋ワックスはバターやマーガリンのような硬さのワックスとなっているため、簡単に木材に塗ることができませす。
固形のワックスは液体と違って塗り拡げやすいため、塗りムラができづらく、きれいに仕上げることができます。
そのため初めてメンテナンスに挑戦するような初心者であっても、満足できる仕上がりにできることでしょう。
キツさのない自然な香り
蜜蝋ワックスは自然由来の成分だけで作られているため、植物油のキツさのない自然な香りがします。
香りは使用される植物油の種類にもよりますが、草原のような草の香りや、そもそも匂いを感じないという人も多いです。
またしっかりと乾燥させれば、その匂いもほとんど無くなっていくため、香りに敏感な人でも使いやすいワックスとなっています。
蜜蝋ワックスのデメリット2つ
続いて、蜜蝋ワックスのデメリットをご紹介します。デメリット2つは、次の通りです。
デメリット
- ウレタン塗装ほどの保護力はない
- 定期的なメンテナンスが必要
ウレタン塗装ほどの保護力はない
蜜蝋ワックスは木材の表面に薄い皮膜を作りますが、これはウレタン塗装と比べると保護力は低いものとなります。
ウレタン塗装は木材の表面にがっちりと塗膜を形成するため、汚れや水分からの保護力に優れています。
ただし、ウレタン塗装は一度剥がれてしまうと自分でメンテナンスするのは困難であるため、何度でも塗り直せる蜜蝋ワックスは、永く愛用するギアのメンテナンスに最適です。
定期的なメンテナンスが必要
上記の通り、蜜蝋ワックスは保護力が高いわけではないため、定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、このようなメンテナンスが手間だと感じる人には、不向きなものとなります。
しかしながら自分の愛用するギアをメンテナンスしながら使うことで、愛着の湧く自分だけのギアに育てていく様子は、ぜひ多くの人に楽しんでいただきたいと感じます。
メンテナンスの方法
それでは、実際に蜜蝋ワックスを使ったテーブルのメンテナンスの方法をご紹介していきます。
メンテンナンスの手順は、次の通りです。
手順
- STEP1 紙やすりをかける
- STEP2 蜜蝋ワックスを塗る
- STEP3 ウエスで拭き取る
- STEP4 乾燥させれば完成!
今回はCAMP MANIA PRODUCTSのCOMPACT MID TABLE(L)をメンテナンスしていきます。
こちらはオイルフィニッシュでオーダーして1ヶ月ほど室内で使っただけのため、まだまだきれいですが、蜜蝋ワックスを使ってより美しく仕上げていきます!
参考
CAMP MANIA PRODUCTSのCOMPACT MID TABLE(L)について興味がある人は、下記の記事を参考にしてみてください。
「キャンプに映えるおしゃれな折りたたみウッドテーブル!CAMP MANIA PRODUCTSのCOMPACT MID TABLE(L)をレビュー」
準備するもの
はじめに、メンテナンスのために以下のものを準備します。
- 蜜蝋ワックス
- 紙やすり(400番手)
- スポンジ
- ウエス
蜜蝋ワックスには、小川耕太郎∞百合子社の未晒し蜜ロウワックスのCタイプを準備しました。
こちらは国産未晒し蜜ロウと、一番搾りエゴマ油だけを使用して作られているため、食器など口に触れるものでも使うことができ、伸びの良いワックスが扱いやすくておすすめです!
スポンジとウエスは使い捨てできる手頃なものを準備しましょう。紙ヤスリは、テーブルが汚れていなければ無くても大丈夫です。
これらの準備ができたら、早速始めていきましょう!
STEP1 紙やすりをかける
まずはじめに、テーブルについた傷や汚れ、シミなどを紙やすりで削っていきます。
正直ほとんど汚れのない美品なのですが、よーく観察してみると少しだけ白いシミを発見しました!
そこですかさず、紙やすりを使って表面を軽く削ります。
紙やすりを使うときは力を入れ過ぎず、表面をなぞるようにそっと削っていきます。
するとこのように、シミを落とすことができました。周りと比べて若干色が落ちてしまいましたが、ワックスを塗れば馴染むので問題ありません。
他にも同様、傷や汚れがあったら紙やすりで軽く削って目立たなくなればOKです。
もしテーブル全体が毛羽立っているような状態であれば、
全体的にやすりがけをして整えていくことで、新品同様にきれいなテーブルに戻っていきます。
STEP2 蜜蝋ワックスを塗る
紙ヤスリをかけ終わったら、次に蜜蝋ワックスを塗っていきます。
準備した未晒し蜜ロウワックスは、カレースプーン半分(約5g)で約0.5㎡を塗ることができます。
テーブルのサイズはW74×D50.7cmなので、さらに半分の0.25gをスプーンに取ります。
取った蜜蝋をスポンジの上に置き、バターをパンに塗り拡げるようにして、まんべんなく伸ばしていきます。
準備ができたら、まずはテーブルの天板に塗り拡げていきましょう!
未晒し蜜ロウワックスは、うす〜くケチケチと伸ばして塗るのがコツです。
スポンジは押さえつけないように軽く持ち、サッと滑らせるように動かします。
ムラがでないよう、端から順番になぞるようにしていきます。
もし塗ったあとに触れてみて、ベタッとしていたら塗りすぎなので注意してください。
STEP3 ウエスで拭き取る
ワックスを塗り終えたら、ウエスを使ってすぐにカラ拭きしていきます。
ウエスで拭くときも力入れず、テーブルの表面がサラッとしていたら大丈夫です。
天板が終わったら、続いて他の部分にも同様にメンテナンスを行っていきます。
再び0.25g程度の蜜蝋ワックスをスプーンに取り、スポンジに塗り拡げます。
テーブルの側面や裏面、フレームなど、余すことなくテーブル全体にも塗り拡げていきます。
ワックスを塗り終えたら、再びウエスでカラ拭きして余分なワックスを拭き取ればOKです!
ここまでで約30分ほどの作業でした。これならいつでも気軽にメンテナンスを行うことができますね!
使用したスポンジとウエスは、水に浸してゴミ箱へ捨てましょう。
油分を含んだまま積みおくと、発火の恐れがあり大変危険です。
STEP4 乾燥させれば完成!
あとは風通しの良い場所で半日〜1日ほど、乾燥させれば完成です!
乾燥時間は時期によっても変わりますが、乾燥している冬のシーズンなら6〜8時間ほど、湿度の高い梅雨のシーズンなら24時間くらいを目安にしてください。
乾燥後にテーブルに触れてみてしっとりとしているようであれば、さらに2〜3時間ほど追加で乾燥させましょう。
今回は4月にメンテナンスを行いましたが、まる1日乾燥させました。テーブルに触れてみて、サラッとした手触りになれば完成です!
メンテナンスのBefore & After
それでは、蜜蝋ワックスを使ってメンテナンスを行ったテーブルのBefore & Afterを見ていきましょう。
正直、写真じゃほとんど違いがわからないですね 笑
よくよく見てみると、テーブル全体に若干のツヤが出て、また色味が少しだけ濃くなって木目がはっきりと表れているのがわかります。
また水滴を落としてみても、テーブルに染み込むことなく、しっかりと弾いています!
これでキャンプのようなアウトドアの環境下でも、安心して使うことができそうです。
今回はメンテナンスによる変化は微々たるものではありましたが(ほぼ新品なので当たり前ですが 笑)、総じて満足の行く出来栄えとなりました。
自分の手で美しくメンテナンスされたテーブルなら、さらに愛着が湧いて大切に使うことができますね!
よくある疑問3選
蜜蝋ワックスでのメンテナンスに際して、よくある疑問3選について回答します。
メンテナンスの頻度は?
テーブルの使用頻度にもよりますが、目安として半年〜1年に一回程度の頻度でメンテナンスを行いましょう。
目安としては撥水性が弱くなったタイミングで、そのときには再度蜜蝋ワックスを塗り直しましょう。
オイル仕上げとの併用はできる?
オイル仕上げのテーブルに、蜜蝋ワックスを重ね塗りすることは可能です。
ただしオイルを塗ったあとに十分に乾燥させずに蜜蝋ワックスを塗ると、オイルが剥がれる原因となります。
そのため、オイルで仕上げたあとは1週間以上の時間をかけて十分に乾燥させたのちに、蜜蝋ワックスを重ねて塗るようにしましょう。
汚れ防止や撥水効果をより高めるには?
蜜蝋ワックスの効果をもっと引き出すなら、ワックスの重ね塗りがおすすめです。
蜜蝋ワックスを重ね塗りをすることで強い塗膜が形成され、汚れや水分に対して保護力が高くなります。
その際にはしっかりと乾燥時間を取って、時間をかけてメンテナンスしていきましょう。
まとめ
この記事では、キャンプギアのメンテナンスとして、蜜蝋ワックスを使って木製テーブルをピカピカに磨き上げる方法についてご紹介しました。
メンテナンスに蜜蝋ワックスがおすすめの理由3つは、次の通りです。
ポイント
- 木材の自然な質感が楽しめる
- 汚れ防止や撥水効果が得られる
- 自然由来で肌についても安心安全
また、蜜蝋ワックスを使うことのメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット
- 簡単に塗れて初心者でも扱いやすい
- キツさのない自然な香り
デメリット
- ウレタン塗装ほどの保護力はない
- 定期的なメンテナンスが必要
さらに、蜜蝋ワックスを使った木製テーブルのメンテナンスの手順は、次の通りです。
手順
- STEP1 紙やすりをかける
- STEP2 蜜蝋ワックスを塗る
- STEP3 ウエスで拭き取る
- STEP4 乾燥させれば完成!
よくある疑問3選も参考に、納得のできるようなギアのメンテナンスにチャレンジしてみましょう!
自分のお気に入りのギアを自分の手でメンテナンスしてやれば、さらに愛着が湧くこと間違いなしです。
愛着ある最高のキャンプギアで、素敵なキャンプに出掛けましょう!
それでは良いキャンプライフを!