こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。
この記事ではキャンプで使えるロープワークと題して、キャンプシーンでの具体的な使い方と実用的な結び方5選を、写真と動画で丁寧に解説します。
何が起こるかわからないアウトドアだからこそ、もしものためにも基本的なロープワークはマスターしておきましょう!
この記事はこんな人におすすめ!
おすすめな人
- キャンプで使えるロープワークを知りたい!
- キャンプシーンでどう使うのか教えて!
- ロープの結び方を覚えたい!
この記事では、次のことがわかります。
ポイント
- キャンプで使える基本的なロープワークがわかる!
- キャンプシーンでの具体的な使い方がわかる!
- 実用的なロープの結び方がわかる!
困ったときにサッとロープワークをこなせる大人はカッコいいです。
基本的なロープワークをマスターして、もしものときでも対応できるベテランキャンパーを目指しましょう!
キャンプシーンでの使い方
まずはロープワークを覚えることでどのように役立つのか、キャンプシーンでの具体的な使い方をご紹介します。
テントやタープを張る
テントやタープを張るためには、張り網できちんと固定する必要があります。
このとき張り網が解けないよう、しっかりと結ぶのにロープワークが役立ちます!
張り網を使いやすくカスタムする
毎回張り網を結ぶのが面倒な場合には、あらかじめ張り網にカラビナを取り付けてしまう方法もあります。
カラビナが外れないようしっかりと結んでおけば、あとはカラビナのフックをループに引っ掛けるだけで簡単に張り網を張れるので大変便利です。
ロープの長さを調節する
結び方を覚えれば、自在金具のようにロープの長さを自在に調節することができます。
万が一自在金具が壊たり、無くしてしまっても、慌てずに対応することができますね。
ポールを固定する
ポールを固定するのにも張り網を使いますが、この輪っかを作るのにもロープワークが役立ちます。
輪っかが解けてしまうとタープが倒壊する危険があるため、解けないようしっかりとした結び方を覚えましょう。
小物を吊るす
ロープワークを駆使すれば、ちょっとした小物を吊るすためのハンギングチェーンを作ることもできます。
ロープ一本で簡単に作れるので、覚えておいて損はありません。
実用的なロープの結び方5選

それでは、実際にキャンプで使えると便利な、実用的なロープの結び方をご紹介します。
実用的なロープの結び方5選は、次の通りです。
結び方
- もやい結び
- 自在結び
- ひとつえつぎ結び
- ダブルエイトノット
- バタフライノット
もやい結び
まずは「キングオブノット」とも呼ばれるロープワークの定番、もやい結びから始めましょう。
もやい結びはテントやタープを張ったり、ロープを木にくくったりするときに役立つ結び方です。
しっかりマスターしていきましょう!

1.はじめにロープを上に重ねるようにして、輪っかをひとつ作ります。
2.作った輪っかに対して、下からくぐって上へと抜けるようにしてロープを通します。

3.今度は通したロープを下をくぐらせるようにして、右側へと渡します。
4.そのまま最初に作った輪っかに対して、上から通して下をくぐらせるようにしてロープを通します。

5.そのままロープの両端を引っ張って、徐々に結び目を締めていきます。
6.完全に締めたら完成です!輪っかがひとつ出来上がりました。

できた輪っかにカラビナを通しておくことで、テントの張り網を簡単に付け外しできるようになるのでおすすめです!
⬇ 動画はこちらからどうぞ ⬇
自在結び
自在結びはその名の通り、まるで自在金具のようにロープの長さを自在に調整することができます。
そのため万が一自在金具が壊れても、これを使えば張り網を固定することができます。
ぜひ覚えておきましょう!

1.はじめに結びたいもの(ペグ)にロープを一周巻きつけます。
2.ロープの先を上から下を通します。

3.そのまま下からくぐって上へと抜けるようにしてロープを通します。
4.軽く締めて結び目をひとつ作ります。

5.今度は少し離れた位置で、再度ロープの先を上から下を通します。
6.そのまま下からくぐって上へと抜けるようにしてロープを通します。

7.さらにもう一度同じ様にして、全部で二周巻きつけます。
8.また少し離れた位置で、再度ロープの先を上から下を通します。

9.そのまま下からくぐって上へと抜けるようにしてロープを通します。
10.あとは結び目をきつく締めれば完成です!

写真のように、結び目の位置を調節することで、ロープの長さを自在に変えることができます!
⬇ 動画はこちらからどうぞ ⬇
ひとつえつぎ結び
ひとつえつぎ結び(一重継ぎ結び)は、ロープの端と端を繋ぎ合わせる結び方のひとつです。
張り網を張る際にロープの長さが足りなかったり、万が一切れてしまっても、これを使えば二本のロープを一本にすることができます。
覚えておけば、もしものときでも安心ですね!

1.はじめに一本のロープ(黒)をU字にして、もう一本のロープ(カモ)の先を下からくぐって上へと抜けるようにして通します。
2.ロープ(カモ)を、今度はロープ(黒)の下をくぐらせて、上から下へと通します。

3.ロープ(カモ)をロープ(黒)の真ん中に通します。
4.そのまま下をくぐらせてロープ(カモ)を右側へと渡します。

5.あとは両方のロープを引っ張って、徐々に結び目を締めていきます。
6.完全に締めたら完成です!二本のロープをしっかりと結ぶことができました。
⬇ 動画はこちらからどうぞ ⬇
ダブルエイトノット
ダブルエイトノットは強度が非常に高く、かつ解きやすい輪っかを作れるのが大きな特徴です。
そのため作った輪っかをポールの先に引っ掛けたり、リングに通したロープが抜けないようコブとして使うのに最適です。
簡単なのですぐに使えますね!

1.はじめに、適当な長さでロープを折ります。
2.ロープを二重にして、上に重ねるようにして輪っかをひとつ作ります。

3.そのままロープの先をねじるようにして、下をくぐらせて右側へと渡します。
4.ロープをさきほど作った輪っかの中へ通します。

5.あとは結び目をきつく締めれば完成です!
6.ご覧のように、結び目が数字の”8”のような形になっています。

できた輪っかは、ポールの先などに引っ掛けるのに便利です!
⬇ 動画はこちらからどうぞ ⬇
バタフライノット
バタフライノットはロープの中間に輪っかを作る結び方で、結び目が蝶のような形になるのが特徴です。
キャンプではちょっとした小物を引っ掛けて吊るしておくのに便利です。
キャンプサイトのおしゃれにも使えます!

1.はじめにロープを重ねて、輪っかをひとつ作ります。
2.作った輪っかをねじって8の字を作り、輪っかを二つにします。

3.8の字の真中部分で折り返すようにして、左側の輪っかだけを右側へと渡します。
4.そのままロープの下をくぐらせて、左側に残っている輪っかの中へと通します。

5.あとは結び目をきつく締めれば完成です!

一本のロープにたくさんバタフライノットを作れば、写真みたくガーランドのように使うことができます!
⬇ 動画はこちらからどうぞ ⬇
まとめ

この記事ではキャンプで使えるロープワークとして、キャンプシーンでの具体的な使い方と、実用的な結び方を写真と動画で丁寧に解説しました。
キャンプシーンでの具体的な使い方は、次の通りです。
使い方
- テントやタープを張る
- 張り網を使いやすくカスタムする
- ロープの長さを調節する
- ポールを固定する
- 小物を吊るす
また実際にキャンプで使えると便利な、実用的な結び方5選は次の通りです。
結び方
- もやい結び
- 自在結び
- ひとつえつぎ結び
- ダブルエイトノット
- バタフライノット
困ったときにサッとロープワークがこなせる大人はカッコいいです。
基本的なロープワークをマスターして、もしものときでも対応できるベテランキャンパーを目指しましょう!
それでは良いキャンプライフを!