こんにちは!ミニマルキャンパーのBLIANです。
この記事では、雨の日のキャンプだって楽しめる、サンドストーンがキャンプサイトに映えるSABBATICALのギリアをレビューします。
めちゃくちゃカッコよくてお気に入りの一幕です!
この記事はこんな人におすすめ!
おすすめな人
- コンパクトなツールームテントを探している!
- 毎回違ったレイアウトが楽しめるテントがほしい!
- ギリアの使い勝手を教えて!
この記事では、次のことがわかります。
ポイント
- ギリアの魅力がわかる!
- 実際に使って感じたメリットやデメリットがわかる!
- ギリアがおすすめの人がわかる!
発売から数年立った今なお売り切れ続出中の超人気テントですが、その理由は使ってみれば納得のクオリティです。
お気に入りのテントを手に入れて、また楽しいキャンプに繰り出しましょう!
購入に至るまでの経緯
はじめに、SABBATICALのギリアの購入を検討したきっかけや購入を決意した理由、実際に使ってみた感想についてご紹介します。
購入を検討したきっかけ
ギリアを購入したきっかけは、春から秋にかけて使えるインナーテント付きのテントがほしいと思ったからでした。
当時は冬キャンプを中心に行っていたため、tent-Mark DESIGNSのサーカスTCDXしかテントを持っていませんでした。
しかし虫が増えてくる時期になるとインナーテントのないサーカスTCDXでは快適に過ごしづらくなり、オールシーズンキャンプを楽しむためにも新たなテントを迎えることを決めました。
参考
サーカスTCDXはとても良いテントなので、気になる人は下記の記事を参考にしてみてください。
購入を決意した理由
インナー付きのテントだけで言えばたくさんのテントが候補に上がりますが、やはりサーカスTCDXとは違った使い方ができるテントがほしいことから、特に雨でも問題なく使えるテントを探すことにしました。
サーカスTCDXはポリコットンゆえに雨に弱く、そのため天気予報の確認や万が一濡れたあとの乾燥など大変な部分もあったため、そのあたりを解消できるテントを候補としました。
そこでぼんやりとネットで調べていたところ、コンパクトなツールームテントでありながら雨風に強く快適に過ごせる、SABBATICALのギリアと出会いました。
スペックももちろんそうですが、それ以上にスタイリッシュなデザインに一目惚れし、結局3度続けて落選しながらも諦めかけた4度目の応募にして、縁あってようやくギリアを手に入れることができました。
実際に使ってみた感想
あまりの快適性の高さに、もはや冬も含めたオールシーズンをギリアでキャンプしそうな勢いで気に入りました 笑
コンパクトで設営の手軽なツールームテントでありながら、居住空間は十分に広く、デュオキャンプがメインの私には持て余すほどです。
普段は2人用インナーを使い、余ったスペースをリビングにしてギリアひとつでキャンプを楽しんでいます。
しかし冬になれば今度は5人用インナーを使って、おこもりスタイル兼ちょっとした荷物置き場として使おうと考えています。
キャンプのたびにレイアウトを変えて、飽きることなく楽しめるテントです!
SBBATICAL ギリアについて
それでは、私が購入したSABBATICALのギリアについて、スペックや特徴について簡単にまとめます。
SABBATICALとは
SABBATICAL(サバティカル)とは、株式会社エイアンドエフ(A&F)が手掛けるオリジナルアウトドがブランドです。
A&FはHelinoxやHILLEBERGといった高価格ブランドを中心に取り扱っているのに対し、SABBATICALでは見たこともないデザインでありながら高機能・低価格にこだわったブランドとなっています。
実際に初めて登場したモーニンググローリーTCを皮切りに、登場するテントやギアは売り切れが続出し、定期的に開催される抽選会でも当選するのが困難なほどの人気を集めています。
ギリアのスペック
ギリアのスペックは、次の通りです。
- 使用時:W520×D300×H170cm
- 収納時:W67×D35×H30cm
- 重量:約13.8kg
- 材質:ポリエステル(表面/フッ素加工、裏面/PU加工)
ツールームテントとしては非常にコンパクトな作りであるため、小さめの区画キャンプ場でも問題なく設営することが可能です。
また重量も約13.8kgと重たすぎることもなく、持ち運びも容易な部類です。
本体はポリエステル製で、フッ素加工等によって防水性に優れているため、雨の日のキャンプを楽しむことだってできます。
とにかく万人におすすめできる万能なテントです!
ギリアの特徴
それでは、ギリアの特徴をご紹介します。特徴3つは、次の通りです。
ポイント
- コンパクトなツールームテント
- ニ種類のインナーテントが付属
- 開放的なブリッジフレーム構造
コンパクトなツールームテント
ギリアはツールームテントでありながら、使用時のサイズはW520×D300×H170cmと、とてもコンパクトなサイズ感となっています。
また構造もシンプルで、3本のメインポールと2本のブリッジポールで構成されています。
そのため設営が簡単で、一人でも慣れれば30分もあれば設営することが可能です。
しかし居住空間は十分に広く、デュオキャンプならギリアだけで、ファミリーキャンプでもタープを張れば快適にキャンプを楽しむことができます。
ニ種類のインナーテントが付属
ギリアには2人用と5人用の、ニ種類のインナーテントが付属しています。
2人用のインナーテントを使えば前室部分を広く取れるため、タープなしのギリアだけでキャンプを楽しめます。
一方で5人用のインナーテントを使えば、家族で寝られる寝室として使うことができます。
このように使用する人数に合わせてインナーテントを使い分けることで、キャンプのスタイルに合わせて活躍することができます。
開放的なブリッジフレーム構造
ギリアは3本のメインポールと、それらに交差する形で組み立てられる2本のブリッジポールによる、ブリッジフレーム構造となっています。
これによって全部で6枚あるパネルを巻き上げることができ、まるでタープのような開放的な空間を作ることが可能となっています。
一般的なツールームテントではここまで開放的な空間を作ることができないことから、これはギリアの大きな特徴のひとつとなっています。
もちろんそれぞれ独立したパネルとなっているため、シーンに合わせて適宜開け閉めすることが可能です。
おすすめな人
- コンパクトで設営が簡単なツールームテントがほしい!
- 毎回違ったレイアウトを楽しめるテントを使いたい!
- 雨の日もキャンプを楽しめるテントを選びたい!
ギリアのメリット
それでは、実際にギリアを使って感じたメリットをご紹介します。
メリット3つは、次の通りです。
メリット
- 手軽な設営で快適なキャンプサイトが作れる
- 毎回違ったレイアウトを楽しめる
- 雨の日のキャンプも快適に過ごせる
手軽な設営で快適なキャンプサイトが作れる
ギリアはコンパクトかつシンプルな構造から手軽に設営することができ、その上で広い居住空間のおかげで快適なキャンプサイトを作ることができます。
ツールームテントはサイズが大きく設営時間のかかるテントですが、ギリアなら一人で30分、二人なら20分ほどで設営することが可能です。
その上で2人用のインナーテントを使えば、タープを張ることなく広いリビングスペースも確保することができ、快適なキャンプサイトを作ることができます。
手軽な設営で快適な空間を作れるギリアは、荷物を減らしてキャンプを楽しみたいミニマルキャンパーにはぴったりのテントです!
毎回違ったレイアウトを楽しめる
ギリアはニ種類のインナーテントや、開放的なブリッジフレーム構造を活用することで、毎回違ったレイアウトを楽しむことができます。
例えば2人用インナーテントに広いリビングスペースを作るのはもちろん、5人インナーテントの中をお座敷スタイルにして、加えて小さな荷物置き場を作ることだってできます。
また、日差しの高い日中は全パネルを跳ね上げて開放感のあるタープのように使ったり、混雑したキャンプ場であれば視線を遮るようにいくつかのパネルを閉じたりなど、臨機応変な対応が可能です。
このようにその日のキャンプスタイルや天気、気分などに合わせて様々なレイアウトを楽しめるため、毎回使っていても飽きることがありません。
雨の日のキャンプも快適に過ごせる
ポリエステル製のギリアは、表面はフッ素加工で撥水性を持たせ、裏面にはポリウレタン(PU)加工によって防水素材となっています。
そのためコンパクトとはいえツールームテントということも相まって、雨の日のキャンプでも快適に過ごせるテントとなっています。
またテントにはスカートが付いていないことが幸いして、水はけの良い場所であればテントの生地が地面につくこともなく、気兼ねなく雨キャンプも楽しめます。
突然の雨に困らないことはもちろんのこと、あえてキャンプ場の空いている雨の日にキャンプに出掛けて、ゆったりと静かな時間を過ごしてみるのも良いかもしれません。
ギリアのデメリット
このように非常に魅力あふれるギリアですが、一方で実際に使って感じたデメリットもあるためご紹介します。
デメリット3つは、次の通りです。
デメリット
- 寒暖差の激しい時期の結露がすごい
- 高さが低いため腰が痛くなる
- 風が強い日の設営には注意が必要
寒暖差の激しい時期の結露がすごい
これはポリエステル製のテントの宿命ですが、寒暖差の激しい時期にはものすごく結露が発生します。
具体的には日中との寒暖差が12℃ほどあった5月のキャンプでは、20時を過ぎたあたりからテント全体がじっとりと湿りだし、0時頃には水滴となって壁面を流れるほどでした。
そして夜中にはテントの端の方ではポタポタと水滴の落ちる音が聞こえ出し、朝起きると荷物がぐっしょりと濡れていました…。
テントの高い防水性も相まって水滴をよく弾くので、寒暖差の激しい時期のキャンプの際には、テントの端には荷物を置かないように気をつけたほうがいいと感じました。
高さが低いため腰が痛くなる
これも購入する前より懸念していた点ですが、ギリアの高さは一般的なツールームテントと比べると低いため、使っているうちにだんだんと腰が痛くなってきます。
ギリアの最大高は170cmとなっていますが、これはテント中心部のメインポール部の高さであり、サイドにあるポール部の高さは140cmとなっています。
そのため背の高い人だとテント内では常に中腰で移動することになるため、どうしても腰に負担がかかってしまいます。
テントの中では移動せずとも様々なギアに手が届くように、レイアウトを工夫して対策をしましょう。
風が強い日の設営には注意が必要
自分への戒めも込めてご紹介しますが、風が強い日のテントの設営には十分に注意を払いましょう。
私は初めてギリアを設営する際、強風注意報が出ていたにもかかわらず、はやる気持ちを抑えきれずに設営を始めました。
当然強い風が吹いて思った通りに立てられないわけですが、ポールを通してなんとか自立したと思ったそのとき、今日一番の強風が吹いて容赦なくポールをへし折りました。
テントの生地が破れなかったのは不幸中の幸いでしたが、その日はギリアを設営することなく撤退を余儀なくされました…。
みなさんは風の強い日などはくれぐれも無謀なテントの設営は行わず、私の二の舞いにならないようにお気をつけください。
合わせて買いたいおすすめのギア
ギリアのメリット、デメリットともに伝わったでしょうか?
多少のデメリットはあれど、やはりコンパクトなツールームテントのギリアは大変魅力的です!
そこで最後に、ギリアを使うときに合わせて買いたいおすすめのギアをご紹介します。
グランドシート
ギリアにはグランドシートが付属していないため、別途自分で用意する必要があります。
なかなかぴったりのサイズが見つからないのですが、私はREDCAMPのテントシートW270×D210cmを使用しています。
ギリアのフロアのサイズは、2人用インナーテントでW280×D150cm、5人用インナーテントでW280×D250cmなので、このグランドシートでだいたいのフロア部分を保護できます。
ちなみにDODのエイテントのグランドシートとしても使えるので、これらのテントが気になる人は参考にしてみてください。
参考
DODのエイテントを使ってみた感想ついては、下記の記事を参考にしてみてください、
ポール
ギリアはパネルを巻き上げることで開放的な空間を作れますが、ポールを使って跳ね上げるのもおすすめです。
パネルを跳ね上げることで日陰ができる空間が広がり、さらに快適に過ごすことができます。
そんなパネルの跳ね上げに使うポールは、170cmの高さがぴったりです。
ポールの太さも15mmもあれば十分なため、コンパクトなポールをスッと荷物の中に入れておきましょう。
まとめ
この記事では、雨の日のキャンプだって楽しめる、サンドストーンがキャンプサイトに映えるSABBATICALのギリアをレビューしました。
ギリアのスペックおよび特徴は、次の通りです。
- 使用時:W520×D300×H170cm
- 収納時:W67×D35×H30cm
- 重量:約13.8kg
- 材質:ポリエステル(表面/フッ素加工、裏面/PU加工)
ポイント
- コンパクトなツールームテント
- ニ種類のインナーテントが付属
- 開放的なブリッジフレーム構造
また、実際に使って感じたメリットとデメリットは、次の通りです。
メリット
- 手軽な設営で快適なキャンプサイトが作れる
- 毎回違ったレイアウトを楽しめる
- 雨の日のキャンプも快適に過ごせる
デメリット
- 寒暖差の激しい時期の結露がすごい
- 高さが低いため腰が痛くなる
- 風が強い日の設営には注意が必要
さらにギリアを使うときにお合わせて買いたいおすすめのギア2つについてもご紹介しました。
ギリアはこんな人におすすめ!
おすすめな人
- コンパクトで設営が簡単なツールームテントがほしい!
- 毎回違ったレイアウトを楽しめるテントを使いたい!
- 雨の日もキャンプを楽しめるテントを選びたい!
発売から数年立った今なお売り切れ続出中の超人気テントですが、その理由は使ってみれば納得のクオリティです。
お気に入りのテントを手に入れて、また楽しいキャンプに繰り出しましょう!
それでは良いキャンプライフを!