こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。
この記事では、キャンドゥのフォールディングチェアを使って作製したユニバーサルスタンド風の自作スタンドに、さらにレザーカスタムを施していくDIYをご紹介します。
レザーカスタムによってオリジナリティが出てコンテナとの一体感も高まるため、おすすめのDIYです!
この記事はこんな人におすすめ!
おすすめな人
- 自作スタンドにもう少しオリジナリティを加えてたい!
- スタンドに乗せたコンテナとの一体感を与えるような工夫をしたい!
- スタンドにもレザーカスタムを施したい!
この記事では、次のことがわかります。
ポイント
- 自作スタンドにオリジナリティを加えるレザーカスタムがわかる!
- スタンドにレザーカスタムを施す方法がわかる!
- スタンドの自作にはキャンドゥのフォールディングチェアをおすすめする理由がわかる!
簡単なDIYで自作スタンドにオリジナリティを加えて、自分だけの素敵なキャンプサイトを作り上げましょう!
自作したスタンドについて
以前、アルミコンテナやクーラーボックスなどを置くスタンドとして、wonderoutのユニバーサルスタンド風の自作スタンドを作製しました。
参考
自作スタンドの作り方については、下記の記事を参考にしてみてください。
こちらはとても軽量コンパクトで、実際にキャンプでも大活躍する非常に便利なギアとなりました。
しかしながらスタンドの素材にはハイマウントのフォールディングスツールを使用したためフレームが黒色となり、銀色に輝くALUTECのアルミコンテナとは少しマッチしきれていないように感じます。
また、このままではただのオマージュでしかないため、せっかくならもう少し何か手を加えてオリジナル性を出したいと考えていました。
そこで思いついたのが、「自作スタンドにもレザーカスタムを施す」ことです。
早速ですが、完成形がこちらです!
いかがでしょうか!? スタンドの側面にもレザーカスタムが施されることで、アルミコンテナとより一体感が高まったように感じます!
また、これで自作スタンドにもオリジナリティも出てきたため、またひとつ愛着の沸くギアに生まれ変わりました。
早くキャンプに出掛けて使ってみたいものですね!
参考
ALUTECのアルミコンテナの使い勝手について知りたい人は、下記の記事を参考にしてみてください。
自作スタンドのレザーカスタム
それでは今回私が作製したレザーカスタムについて、その具体的な作業手順をご紹介していきます。
スタンドにレザーを縫い付けていくわけですが、レザークラフト初心者でも簡単にできるのでぜひチャレンジしてみてください!
ちなみに自作スタンドにはキャンドゥのフォールディングチェアを使用しました。この理由については後述します。
用意するもの
はじめに、スタンドのレザーカスタムを施すにあたって用意するものをご紹介します。
用意するものは、次の通りです。
- レザー(A4サイズ、1mm厚)
- ハンドソーイングキット(菱目打4本目(3mm)、手縫い用ディバイダー、ゴム板、手縫い用丸針)
- ロウ引き糸
- ガスライター
- カッターナイフ
- はさみ
- ゴムハンマー
ハンドソーイングセットは、岡製作所さんの”Welcome to Leather Craft (ハンドソーイングキット) 3mm”を購入しました。
レザーとロウ引き糸は東急ハンズで、ゴムハンマーなどその他備品はキャンドゥで購入しました。
これを機に本格的にレザークラフトにチャレンジしてみるのであれば、上記のような最低限必要な道具がすべてそろっており、かつ比較的口コミがよい下記の製品がおすすめです。
レザーカスタムを施す手順
それでは早速始めていきましょう!
レザーを切り分ける
まずは用意したレザーを切り分けていきます。
今回はW21×D29.7cm(A4サイズ)、厚さ1mmのレザーを用意しました。あんまり厚みがあるとスタンドを収納するときに不便なので、1mmでちょうどよかったと思います。
このレザーから計6本のレザーを切り分けて、ひとつのスタンドあたり2本のレザーを巻いて、計3つのスタンドにレザーカスタムを施していきます。
レザーはこのように、W3.5×D29.7cmで切り分けていきます。そのため定規でサイズを測りながら6分割していきます。
計6本の細長いレザーに切り分けられたらOKです。
サイズを測って目印をつける
次にスタンドにレザー巻き付けたときの完成イメージを作ります。
まずはスタンドに乗せるコンテナのサイズに合わせて、スタンドの足をどのように開いた形で設置するのが理想か考えます。
私はALUTECのアルミコンテナを乗せることを考えているため、アルミコンテナと比較してこのような足の開き具合がベストであると考えました。
スタンドの理想の形が決まったら、先ほど切り分けたレザーを実際に巻き付けてみます。
このときクリップがあるとレザーをそのまま抑えることができて便利でした。
左右のレザーの長さのバランスを整えながら、”まさにこの形で縫い付けたい”と納得できるまで微調整を繰り返します。
納得ができたら、実際に縫い付けるときに糸を通すために目印を打っていきます。油性のマジックペンでうっすら見える程度で大丈夫です。
このあとこの目印の部分に、糸を通すための穴を開けていくため、納得のいった形からズレないように気をつけましょう。
またこの長さだとレザーの端部分も少し余っているので、そこも合わせて縫い付けることにしました。そのため一緒に穴を開けるための目印を打っていきます。
この作業を反対側のレザーについても同様に行います。そのため1本のレザーに計4ヶ所、8つの目印を打つことになります。
さらに残りの5本についても同じように理想の長さを測って...なんてのは面倒なので、このように重ね合わせて一気に同じ場所に目印を打ってしまいましょう。
これで目印を打つ作業が完了しました。
糸を通すための穴を開ける
続いて、先ほど打った目印部分に、糸を通すための穴を開けていきます。
まずは目印の部分に合わせて、ディバイダーを使って穴を開けるためのラインを引いていきます。
こうすることで、あとで穴を開ける際にまっすぐに穴を開けることができます。レザー1本あたり8つの目印があるので、ラインも計8本引いていきます。
これができたら、いよいよレザーに穴を開けていきます。今しがた引いたラインに沿って、菱目打4本目で穴を開けます。
途中でブレないようにまっすぐに穴をあけるよう気をつけて進めていきます。
ご覧の通り、きれいな直線状に穴を開けることができました。
この作業を残りの7本のラインにも同様にして行っていきます。
このとき各ラインの穴の位置が平行になるように注意して行いましょう。ここがガタガタになると、あとで縫い付けるときにズレで不格好になります。
一番右のラインが少し上めにズレてしましたが、おおむねきれいに仕上がりました。
この作業を残りの5本のレザーについても、同様に行っていきます。少ししんどいですが頑張っていきましょう。
これでようやく下準備は完了です。
レザーを縫い付ける
それでは、いよいよレザーをスタンドに縫い付けていきます。
まずは縫い糸を準備します。今回は縫い付けたいレザーの長さの8~9倍くらいの糸の長さが必要でした。
レザーの幅が約3.5cmなので、その8~9倍に当たる約30cmほどの長さでロウ引き糸を切ります。
糸を切ったら、今度は縫い針に糸を通して縫い付けるための準備をします。
まずは糸の端を針の穴に通します。
次に途中の糸を少しほぐして、その空いた隙間に針の先端を通します。
さらにもう一度同様にして、ほぐした糸の隙間に針を通します。
写真のような状態になったら、針の穴に通した糸と反対側の糸とを引っ張りながら、全体的に押し下げていきます。
すると徐々に糸の間隔が狭まっていき...
このように針に糸を通して結び目を作ることができました。これで解けることなく糸を縫っていくことができます。
この作業を同様に行い、糸の両端に針がついた状態になればOKです。
それでは実際にレザーを縫い付けていきます。
まずはレザーをスタンドに巻き付けて一番上の穴に準備した糸を通します。
作業をする際にクリップを使うと途中でズレずに縫うことができて便利でした!
上から見るとこんな感じです。このとき右側の糸と左側の糸の長さが同じになるように調整します。
次に右側の糸をひとつ下の二番目の穴に通していきます。
通し終えた状態を左側から見るとこんな感じです。
次はもともと左側にいた(一番上の穴を通した)糸を、今糸を通してきた二番目の穴に通していきます。
糸を通し終えると、二番目の穴からそれぞれ左右に糸が出ている状態になります。
再び今右側に通した糸を、次は三番目の穴に通していきます。
同じようにして、二番目の穴を通していた糸を、三番目の穴に通していきます。
すると今度は、三番目の穴からそれぞれ左右に糸が出ている状態になります。
この作業を繰り返して、一番下の穴までレザーを縫い付けていきます。
一番下の穴まで縫い付けると、こんな状態になります。
ここから最後の縫い終わりの処理を行っていきます。
まずは右側から出ている糸を、ひとつ戻って下から二番目の穴に通します。
糸を通し終えた様子を左側から見ると、このような感じです。
同様に、今度は一番下の穴から出ている糸を、ひとつ上の下から二番目の穴へ左側から右側に向かって通します。
通し終えたら、そのまま続けてさらにひとつ上、下から三番目の穴に右側から左側に向かって通します。
通し終えると、このように下から二番目の穴と三番目の穴からそれぞれ糸が出ている状態になります。
これで縫い終わりの処理はOKです。
あとの残った糸をハサミで切ります。
だいたい2~3mm程度残っていて大丈夫です。
今回使用したロウ引き糸はナイロン製なので、ガスライターで炙ってやると固まります。これでレザーの縫い付けが1ヶ所完成しました!
スタンドの表側(右側)の様子です。
スタンドの裏側(左側)の様子です。
縫い終わりは両方とも裏側(左側)で処理したため、表側(右側)からはきれいに縫えているのがわかります。
あとはこれをレザー1本当たり計4ヶ所縫い付けていき、スタンドに2本のレザーを縫い付けると、このようになります。
まさに思い描いていた通りの出来です!ここまでお疲れ様でした!
あとは必要なスタンドの数だけレザーカスタムを施していきましょう!
完成した自作スタンドのレザーカスタム
それでは完成した自作スタンドのレザーカスタムをご覧ください!
いかがでしょうか!? 始めはアルミコンテナの銀色と自作スタンドの黒色がいまいちマッチしきれていなかったところですが、同じキャメルのレザーカスタムを施すことで、一体感が生まれてきました!
正面から見るのもいいですが、側面から見るとよりレザーがはっきりと主張してきて、これはこれでGOODです!
スタンドを収納するときは、このようにレザーを内側に折りたたんでやれば問題ありません。
このようにすっぽりと収納袋に入ります。レザーの厚みを1mmにしたのも、収納とのバランスを考えると良かったと思います。
ちなみに記事の冒頭で、自作スタンドにはキャンドゥのフォールディングチェアを使用したとお伝えしました。
その理由がこちらです。
ご覧の通り、ハイマウントのフォールディングスツールは足のくぼみ部分の幅が広いのに対し、キャンドゥのフォールディングチェアは足のくぼみ部分の幅が狭くなっています。
この幅は狭い方がレザーを巻いたときの見た目がカッコよくなること、またレザーの位置ズレ防止にも役立つため、キャンドゥのフォールディングチェアを採用しました。
そのため私と同じように自作スタンドにレザーカスタムを施したいという人は、キャンドゥのフォールディングチェアでスタンドを作製することをおすすめします。
参考
後日、オーダーしたオリジナルの真鍮プレートを使ってさらにカスタムを施しました!
真鍮プレートがつくだけで、一気に高級感が出てカッコよくなりました。
遠目に見ても、真鍮プレートがキラリと光って存在感を放つので、最高のオリジナルカスタムです!
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まとめ
この記事では、キャンドゥのフォールディングチェアを使って作製したユニバーサルスタンド風の自作スタンドに、さらにレザーカスタムを施していくDIYをご紹介しました。
この作業を行う上で用意するものは、次の通りです。
- レザー(A4サイズ、1mm厚)
- ハンドソーイングキット(菱目打4本目(3mm)、手縫い用ディバイダー、ゴム板、手縫い用丸針)
- ロウ引き糸
- ガスライター
- カッターナイフ
- はさみ
- ゴムハンマー
簡単なDIYで自作スタンドにオリジナリティを加えて、自分だけの素敵なキャンプサイトを作り上げましょう!
それでは良いキャンプライフを!