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コンパクトだからこそ使いやすい!村の鍛冶屋アルティメットハンマーショートをレビュー

アルティメットハンマー サムネイル

BLIAN

キャンプ歴4年目。私生活ではプチミニマリストな夫婦二人が、キャンプでも少ない荷物でおしゃれなキャンプを楽しむ『ミニマルキャンプ』にチャレンジ。この手軽なキャンプの魅力を、ブログ・Instagram・YouTubeにて発信中。おかげ様で当ブログは、月間3万人の方にご覧いただいています!

こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。

この記事では、コンパクトだからこそ使いやすい、村の鍛治屋のアルティメットハンマーショートをレビューします。

ショートタイプは使いやすい上に荷物もコンパクトになって超おすすめです!

この記事はこんな人におすすめ!

おすすめな人

  • ペグハンマー選びに悩んでいる…
  • コンパクトなペグハンマーがほしい!
  • アルティメットハンマーショートの使い勝手を知りたい!

この記事では、次のことがわかります。

ポイント

  • アルティメットハンマーショートの魅力がわかる!
  • 実際に使って感じたメリットやデメリットがわかる!
  • アルティメットハンマーショートがおすすめな人がわかる!

使い勝手に優れたお気に入りのペグハンマーで、楽しくテントを設営をしましょう!

購入に至るまでの経緯

はじめに、村の鍛治屋のアルティメットハンマーショートの購入を検討したきっかけや購入を決意した理由、実際に使ってみた感想についてご紹介します。

購入を検討したきっかけ

ペグとハンマー

キャンプではペグハンマーは必ず揃える必要がある必需品です。

たまにテントを購入するとペグハンマーが付属することもありますが、やはりきちんとしたペグハンマーの方が打ちやすく、結果的にテントの設営が早くなることは言うまでもありません。

また私は主に鉄製の鍛造ペグを使うため、そのような高強度のペグにも打ち負けないよう、しっかりとしたペグハンマーを探すことにしました。

購入を決意した理由

古びたペグハンマー

そこで初心者向きのペグハンマーといえば、定番であるsnow peakのPRO.Cと、村の鍛治屋のアルティメットハンマーの二つがとても有名です。

私もまずは初心者向きのペグハンマーを使ってみようと考え、その二つのどちらにしようかと悩んでいたのですが、その時ふとアルティメットハンマーのショートサイズが目に入りました。

ペグハンマーはサイズが大きいと使いやすくなる分、大きな収納ケースが必要になって持ち運ぶのが大変になるのではなかと懸念をしていたためです。

しかしアルティメットハンマーのショートサイズであれば、コンパクトながらも通常タイプと打ちやすさが変わらない工夫かされており、"これしかないっ!"と考えて購入することにしました。

参考

その他にも初心者におすすめできるペグハンマーについては、下記の記事を参考にしてみてください。

初心者から上級者まで!設営が楽になるペグハンマーの選び方とおすすめ5選

実際に使ってみた感想

ペグとハンマーとペグケース

思った通り、使い勝手は抜群に優れており、またコンパクトなため持ち運びもしやすく大変気に入っています!

ショートサイズになってもヘッド部分にしっかりと重さがあるため、遠心力を使って簡単に鍛造ペグを打ち込めます。

またコンパクトになった分、ペグケースのサイズも合わせてコンパクトにでき、持ち運びも簡単です。

一番のお気に入りは使い込むごとに味の出てくる真鍮製のヘッドで、少しずつ表情が変わっていくのが毎回楽しみになりました!

村の鍛冶屋 アルティメットハンマーショートについて

それでは、私が購入した村の鍛治屋のアルティメットハンマーショートについて、スペックや特徴について簡単にまとめます。

村の鍛冶屋とは

村の鍛冶屋 Logo
画像出典:村の鍛冶屋

村の鍛冶屋とは、新潟県三条市に本社を構える株式会社山谷産業が手掛けるアウトドアブランドです。

燕三条昔から金物の街として有名であり、山谷産業もその金物の加工技術を生かして包丁や斧、鉈などの園芸用品やDIY工具などを多数、製造販売しています。

その中でも村の鍛冶屋ではキャンプ道具を中心に取り扱っており、そのこだわり抜かれた製品群は、多くのキャンパーから人気を集め、支持を受けています。

アルティメットハンマーの種類

アルティメットハンマーの種類
画像出典:村の鍛冶屋

アルティメットハンマーは、次の2種類が販売されています。

  • アルティメットハンマー:全長30.3cm、重量586g
  • アルティメットハンマーショート:全長23cm、重量556g

通常タイプが約30cm、ショートタイプが約23cmとおよそ7cmほどの違いがあるのに対して、重さはわずか30g程度しか変わりません。

また通常タイプにはこの他、ゆるキャン△とのダブルネームとなったコラボモデルや、Amazon限定のBLACK柄バージョンなどが発売されています。

ゆるキャンコラボ
画像出典:村の鍛冶屋

アルティメットハンマーショートのスペック

テーブルの上のペグハンマー

アルティメットハンマーショートのスペックは、次の通りです。

  • サイズ:Φ35×D102×L230mm
  • 重量:556g
  • 材質:ヘッド/真鍮・鉄(カチオン塗装)、柄/天然木

通常サイズとあらためて比べてみると、サイズは70mm、重量は30gほど小さくなっています。

鍛造部分とヘッドは通常と同様ですが、木柄は短くなった分曲がりの形状を工夫することで、変わらない扱いやすさを実現しています。

むしろコンパクトになった分、扱いやすさは向上しているようにも感じます。

そのため小柄な女性や子供でも、安心して使うことができます!

アルティメットハンマーの特徴

それでは、通常タイプも含めたアルティメットハンマーの特徴をご紹介します。特徴3つは、次の通りです。

ポイント

  • ヘッドと本体の素材を選べる
  • 消耗パーツを交換できる
  • ハンマーの木柄に名入れができる

ヘッドと本体の素材を選べる

選べる素材一覧
画像出典:エリッゼステーク アルティメットハンマーショート

アルティメットハンマーの素材として、ヘッドは真鍮もしくはステンレスを、本体はカチオン塗装もしくはクロームメッキから組み合わせて選ぶことができます。

真鍮は柔らかい金属なため、ペグ打ちの衝撃を和らげ、また色や形の変化を楽しめます。一方でステンレスはしっかりと力をペグに伝えられ、また変形やサビに強くきれいに保てます。

カチオン塗装とクロームメッキについては、表面塗装が異なるだけで防サビ性能もほとんど変わりません。

いずれにしても使い勝手に優れているため、好みの素材を選ぶことができます。

消耗パーツを交換できる

消耗パーツの交換
画像出典:替えヘッド 真鍮orステンレス

消耗パーツとして、真鍮とステンレスのヘッド、および木柄を交換することができます。

ヘッドについてはパーツを受け取り、自分で交換することになります。

一方で木柄はペグハンマーを村の鍛治屋の本店へ送って、プロの手で交換対応してもらえます。

このように消耗パーツを交換できるため、ペグハンマーを永く大切に使い続けることができます。

ハンマーの木柄に名入れができる

名入れ加工
画像出典:ハンマー用柄名入れ

村の鍛治屋では購入時に限り、木柄の裏面に名入れの有償サービスを行っています。

文字のサイズやフォントを選べ、さらにはロゴマークなどのデザインも刻印することが可能です。

そのため世界にひとつとない、オリジナルデザインのペグハンマーを作ることができます。

より愛着をもって、大切に使うことができそうです。

おすすめの人

  • 少しでも荷物をコンパクトにしたい!
  • 女性や子供でも扱いやすいものを使いたい!
  • 自分好みにデザインしたペグハンマーがほしい!


アルティメットハンマーショートのメリット

それでは、実際にアルティメットハンマーショートを使って感じたメリットをご紹介します。

アルティメットハンマーショートのメリット3つは、次の通りです。

メリット

  • 握りやすい木柄と適度な重さでペグが打ちやすい
  • ペグ抜きも使いやすくエリステとの相性抜群
  • 消耗パーツを交換して永く使うことができる

握りやすい木柄と適度な重さでペグが打ちやすい

ペグを打つ写真2

ショートサイズにおいても、ペグハンマーとしての使い勝手は抜群に優れています!

流れるような曲線を描いた木柄はペグを打つのに力を込めやすく、適度な重さのあるヘッドは軽い力でもペグに力を伝えてくれます。

さらにショートサイズになることで重心が手元に近づき、より扱いやすくなっているように感じます。

コンパクトになるだけでなく、実用性についても向上しています。

参考

ペグハンマーのさらなる握り心地の向上も期待して、レザーグリップをカスタムしてみました!

レザーグリップ サムネイル
レザーグリップのDIY!村の鍛冶屋のペグハンマーショートをカスタムしてみた

続きを見る

ペグ抜きも使いやすくエリステとの相性抜群

ペグを抜く

ペグハンマーはペグを打つことばかりに注目しがちですが、ペグを抜くのも重要な役割です。

その点アルティメットハンマーはペグ抜き用のつのや穴がついており、幅広いペグに対応しています。

特に同社のエリッゼステークとの相性は抜群で、地面に刺さったエリステを90°回して引っこ抜くのに最適です。

多くのキャンプサイトで活躍する同社のエリッゼステークと合わせて用意したい、優秀なペグハンマーです!

詳しくは、「迷ったらこのペグを選べ!村の鍛冶屋エリッゼステーク28cmが初心者キャンパーにおすすめ」を参考にしてください。

ペグのサムネイル
迷ったらこのペグを選べ!村の鍛冶屋エリッゼステーク28cmが初心者キャンパーにおすすめ

続きを見る

消耗パーツを交換して永く使うことができる

永く使えるペグハンマー

特徴でもご紹介した通り、ヘッドや木柄を交換して永く大切に使うことができます。

私はヘッドに真鍮を選びましたが、特に真鍮は使い込むうちに徐々に変形していくため、いつかは使い物にならなくなってしまいます。

そこで変形したヘッドパーツだけを交換することで、愛着のあるペグハンマーを買い換えることなく、そのまま使い続けられます。

そのため木柄に名入れや掘りを入れることでオリジナルカスタムを施したり、永く使って味が出てくるのを楽しむことができます!

アルティメットハンマーショートのデメリット

機能も実用性も本当に優れたアルティメットハンマーショートですが、それでも実際に使って感じたデメリットもあるため、ご紹介します。

アルティメットハンマーショートのデメリット2つは、次の通りです。

デメリット

  • ニス処理のため木柄の手入れが楽しめない
  • ヘッドの交換タイミングが分からない

ニス処理のため木柄の手入れが楽しめない

ニス加工の木柄

完全に個人的な見解ですが、アルティメットハンマーの木柄にはニス処理が施されているため、オイルを塗るなどの手入れが楽しめない点が不満です。

ニス処理は水や汚れを弾いて耐久性を高めてくれますが、その分本来の質感や手触りを楽しむことができなくなります。

もちろん表面だけ削ってニスを落とすこともできますが、せっかく施された処理にわざわざ手を加えるのも気が引けます。

そのため使っていくうちに自然と剥がれていけばその気にもなるのですが、どうやらその気配はまだまだなさそうです 笑

ヘッドの交換タイミングが分からない

真鍮製のヘッド

こちらもそれほど重要ではありませんが、変形したヘッドの交換タイミングが分からない点も少し困ります。

真鍮のヘッドは目に見えて変形していきますが、変形していてもペグを打つことができます。

しかしあまりに変形がひどいと、ペグを打つ衝撃がそのまま本体や木柄に伝わるため、壊れる原因になりかねません。

そのためどの程度変形したら交換タイミングだと分かればいいのですが、現状はそのような基準がないため、自分で判断するしかない点には注意が必要です。

まとめ

村の鍛冶屋 アルティメットハンマーショート

この記事では、コンパクトだからこそ使いやすい、村の鍛治屋のアルティメットハンマーショートをレビューしました。

アルティメットハンマーショートのスペックおよび特徴は、次の通りです。

  • サイズ:Φ35×D102×L230mm
  • 重量:556g
  • 材質:ヘッド/真鍮・鉄(カチオン塗装)、柄/天然木

ポイント

  • ヘッドと本体の素材を選べる
  • 消耗パーツを交換できる
  • ハンマーの木柄に名入れができる

また、実際に使って感じたメリットとデメリットは、次の通りです。

メリット

  • 握りやすい木柄と適度な重さでペグが打ちやすい
  • ペグ抜きも使いやすくエリステとの相性抜群
  • 消耗パーツを交換して永く使うことができる

デメリット

  • ニス処理のため木柄の手入れが楽しめない
  • ヘッドの交換タイミングが分からない

個人的に感じたデメリットも挙げましたが、機能も実用性も本当に優れたペグハンマーです!

アルティメットハンマーショートはこんな人におすすめ!

おすすめの人

  • 少しでも荷物をコンパクトにしたい!
  • 女性や子供でも扱いやすいものを使いたい!
  • 自分好みにデザインしたペグハンマーがほしい!

使い勝手に優れたお気に入りのペグハンマーで、楽しくテントを設営をしましょう!

それでは良いキャンプライフを!


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