こんにちは!
ミニマルキャンパーのBLIAN(@blian_campiiiiing)です。
この記事では、かけがえのないキャンプの時間を楽しむために、初心者にも知ってほしいキャンプのマナーやルールについてご紹介します。
きちんとマナーやルールを守って楽しく快適なキャンプを過ごしましょう!
この記事はこんな人におすすめ!
おすすめな人
- 初めてのキャンプだけど気をつけることは何?
- 恥をかかないようルールやマナーを知っておきたい!
- ルールやマナーを押さえてキャンプデビューしたい!
この記事では、次のことがわかります。
ポイント
- キャンプにおけるマナーの大切さがわかる!
- 気づかないうちにやりだちなマナー違反がわかる!
- 今日からできる気持ちよくキャンプを過ごせる方法がわかる!
もしかするとマナーやルールを守るなんて、イメージしていたキャンプとは違うと思う人もいるかもしれません。
しかしみんながお互いを思いやってキャンプができると、きっととても素敵なキャンプの時間を過ごせますよ!
参考
キャンプ初心者のためのキャンプの始め方まとめについては、下記の記事を参考にしてみてください。
キャンプにおけるマナーとは
最近は加熱し続けるキャンプブームもあって、この記事を読んでいる人の中には、"さあこれから楽しいキャンプに出掛けよう!"と考えている人も多いかもしれません。
ですがその前に、楽しいキャンプの時間を過ごすためにも、ぜひ一度キャンプにおけるマナーについて考えていただきたいと思います。
なぜキャンプでもマナーを守ることが大切なのか
"そもそも自由を楽しむはずのキャンプで、なんでそんなにマナーとか細かいことを気にしないといけないの⁉"と疑問に思う人もいるかもしれません。
その答えは、『人も自然もすべてがかけがえのない大切なものだから』です。
もう少し噛み砕いて言うと、その理由2つは次の通りです。
ポイント
- 自分も相手も気持ちよく過ごすため
- 限りのある自然を大事にするため
自分も相手も気持ちよく過ごすため
キャンプに出掛けるからには当然楽しい時間を過ごしたいわけですが、キャンプ場には同じようにキャンプを楽しみたい人がたくさん来ています。
しかしそこで各々が好き勝手に過ごしていたら、静かに楽しみたい人とワイワイ騒ぎたい人、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごしたい人とアクティブに動き続ける時間を過ごしたい人となど、どうしても相容れないことがあります。
これはどちらかが悪いわけではなく、キャンプの楽しみ方は人それぞれなので、それぞれが気持ちよく過ごせるようにすれば良いだけです。
そのためにはお互いが相手のキャンプを尊重して、みんなが楽しめるようにするために、キャンプにも最低限のマナーが必要になるわけです。
限りのある自然を大事にするため
またキャンプは、限りのある自然の一部を借りることでできる活動です。
そのためいくら人に迷惑をかけていないからと言っても、勝手に木を切ったりゴミを捨てたりすれば、自然がダメージを受けてしまいます。
実際にそうして環境が悪くなっていったことで止むなく閉鎖したキャンプ場もあり、そうすればキャンプを楽しむ場所も減ってしまい、みんなが悲しい思いをしてしまいます。
そういったことにならないためにも、限りのある自然を大事にするために、最低限のマナーを知っておく必要がありますね。
キャンプにおけるマナーの考え方
それではマナーを守るためには、どういった心構えが必要なのでしょうか。
それは『キャンプとは、自然の一部を借りて自分の責任ですべてを行うアクティビティである』ことをしっかりと意識することです。
こちらの方から自然の中にお邪魔しているんですから、極端に虫を嫌がったり、暗闇を無駄に煌々と照らす必要なんかありません。
そして自分で汚した分はきちんと自分で元の状態に片付ける、できるなら少しだけきれいにした状態で自然に返す、ただそれだけです。
そうやって人にも自然にも思いやりを持って接していれば、自ずとマナーは守れているはずです。
これだけは絶対に押さえておきたいキャンプのマナー
とは言っても、やはり具体的なマナーについて知っておくことは大切です。
そこで、これだけは絶対に押さえておきたいキャンプのマナーをご紹介します。
"こんなの当たり前だよ!"と思うことばかりですが、あらためて確認していきましょう。
他の人のサイト内を横切らない
区画サイトであれ、フリーサイトであれ、そこはそのキャンパーさんの過ごす空間です。
例えそこを通るのがトイレへの近道であっても、お互いに気持ちよく過ごすために人のサイト内を横切らないようにしましょう。
自然に生えている木や草を勝手に切らない
焚き火の種火や薪にしたいからと、自然に生えている木や草を勝手に切ってはいけません。
自然を大事にする、もとの状態に戻すという意味でも、自然を傷つけるような行為は止めましょう。
焚き火台を使わずに直火で焚き火をしない
直火OKと表記している一部のキャンプ場を除いて、基本的に直火は禁止です。
焚き火を楽しむときには、焚き火台と焚き火台シートを準備して、自然に配慮しながら楽しみましょう。
焚き火でゴミを燃やさない
ちょうどいいからと、紙ゴミや包装紙などを焚き火で燃やしてはいけません。
煙や有毒の物質が出てしまったり、燃えカスが風に飛ばされてテントやタープを焦がしてしまう恐れがあるため、大変危険です。
大声・爆音でうるさくしない
日中、そして夜間は特にですが、大声を出したり大きな音を出してうるさくしないように気をつけましょう。
お酒が入って楽しくなるとついつい声が大きくなるので、盛り上がりすぎてないか、時々落ち着いて確認しましょう。
ゴミや炭をその辺に捨てない
言わずもがなですが、ゴミや炭をその辺に捨ててはいけません。
生ゴミや炭は地面に埋めても簡単には自然に返らず、大変負担をかけてしまうため、きちんとゴミ袋にしまって持ち帰りましょう。
車のエンジンをかけっぱなしにしない
テントでは眠れないからと車で寝るのは結構ですが、エアコンをつけるために車のエンジンをかけっぱなしにしてはいけません。
特に夜間のアイドリングの音はとても響くので、周りのキャンパーさんの迷惑になります。
気づかないうちにやりがちなマナー違反5選
自由に楽しめるキャンプであっても、マナーを守ることの大切さ、そしてこれだけは絶対に押さえておきたいマナーをご紹介しました。
どれも当たり前のことですが、一方で自分では大丈夫と思っていたことも実はマナー違反だったりすることもあります。
そこで次は、意外と気づかないうちにやりがちなマナー違反をご紹介します。
やりがちなマナー違反5選は、次の通りです。
マナー違反
- 炊事場の水を出しっぱなしにする
- 食器用洗剤を使って洗い物をする
- 生ゴミを片付けずにシンクに残していく
- 茹で汁や飲み残しを地面に捨てる
- 台を使わずに薪割りやバトニングをする
炊事場の水を出しっぱなしにする
炊事場で洗い物や歯磨きをする際に、水を出しっぱなしにするのは止めましょう。
キャンプ場の水は井戸水などを使っていることが多く、家のように無限に水を使えるわけではありません。
また同様に、使い終わった水は下水として処理する必要もあります。
限りある資源を大切にするという意味でも、水はこまめに止めて大切に使いましょう。
食器用洗剤を使って洗い物をする
炊事場で洗い物をするときに、普段家庭で使うような食器用洗剤を使ってはいけません。
一般的な食器用洗剤は石油系成分を含んだ合成界面活性剤が多く、これは自然に対して大変負荷をかけてしまいます。
そのためキャンプで使うのであれば、自然に負荷をかけづらい植物由来のエコ洗剤などを選びましょう。
そもそもキャンプで洗い物を減らすための工夫も大事なので、下記の記事も参考にしてみてください。
-
料理の後片付けが楽になる!キャンプの洗い物を減らす工夫とおすすめの便利アイテム5選
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生ゴミを片付けずにシンクに残していく
またまた炊事場の話ですが、洗い物をしたときに出てくる食べ残しや米粒などの生ゴミは、片付けずにシンクに残していくのもマナー違反です。
これは結構多くの人がやっていることですが、そもそもキャンプ場ではすべて自分の責任で元の状態に戻すことが基本です。
管理人さんなど"誰かが片付けてくれる"ではなく、自分が責任を持って、借りたところはきちんときれいにしていきましょう。
茹で汁や飲み残しを地面に捨てる
パスタの茹で汁やジュースの飲み残しなどのちょっとした液体を捨てるために炊事場に行くのは面倒ですが、しかしそれらを地面に捨ててはいけません。
茹で汁や飲み残しなどには炭水化物や塩分などが含まれているため、地面に捨てると環境に負荷がかかり、自然を壊してしまう行為です。
また水分の量が多ければ当然、地面がぬかるんだりと周りの人にも迷惑がかかります。
都度捨てに行くのが面倒なときには、一時的にシェラカップに溜めるなどして、後でまとめて炊事場に捨てに行くと便利です。
台を使わずに薪割りやバトニングをする
薪割り台などを使わずに、そのまま薪を地面に置いて薪割りやバトニングをするのも止めておきましょう。
特に地面が芝生であると、薪割りによって地面がえぐられて芝生が傷んでしまいます。
また手斧やナイフが地面に当たると、刃こぼれや、ひどいときには壊れてしまう原因にもなります。
できれば薪割り台を用意して、難しければ平べったい薪を台の代わりにして、地面を傷つけないように楽しみましょう。
かけがえのないキャンプを過ごすために
意外と気づかないうちにやりがちなマナー違反をご紹介しましたが、みなさん思い当たる節はありませんでしたか?
もしあったなら今から改めて、次のキャンプからは気をつけていきましょう!
これからもかけがえのない大切な時間をキャンプで過ごせるように、最後に少しだけキャンプでてきる恩返しについて考えてみませんか。
家族や友達のマナー違反は優しく教えてあげる
もし一緒にキャンプに来た家族や友達がマナーをしていたら、そのときは優しく教えてあげましょう。
誰でも最初は初心者で、知らず知らずのうちにマナー違反をしてしまうのは仕方ありません。
見ず知らずの人に注意をするのは難しくても、自分の家族や友達ならちゃんと話を聞いてくれるはずです。
一人でもマナーの良いキャンパーが増えたら、きっと今よりももっと素敵なキャンプ場が増えるはずです!
自分のサイトの周りのゴミだけでも拾う
キャンプの最後に片付けをするときには、自分のキャンプサイトの周りのゴミだけでもすべて拾ってみませんか?
よく探してみると紙の切れ端や缶のタブなど、小さなゴミがきっと見つかると思います。
それがたとえ自分の出したゴミじゃなくても、使わせてもらったスペースに恩返しする想いできれいにしてあげれば、とても清々しい気持ちで帰ることができますよ!
管理人さんに挨拶をする
キャンプ場を使ってキャンプができるのは、そこを管理する管理人さんがいるおかげです。
なので管理人さんにはきちんと挨拶をしましょう。
受付のときには"よろしくお願いします"、帰りのときには"ありがとうございました"。
たったこれだけでも、お互いに気持ちよく過ごすことができますよ。
まとめ
この記事では、かけがえのないキャンプの時間を楽しむために、初心者にも知ってほしいキャンプのマナーやルールについてご紹介しました。
はじめに、キャンプにおけるマナーとは何かご紹介し、『人も自然もすべてがかけがえのない大切なものだから』マナーを守る必要があり、そのためには『キャンプとは、自然の一部を借りて自分の責任ですべてを行うアクティビティである』ことをしっかりと意識することが重要であると解説しました。
また、マナーやルールを意識していたとしても、意外と気づかないうちにやりがちなマナー違反5選は、次の通りです。
マナー違反
- 炊事場の水を出しっぱなしにする
- 食器用洗剤を使って洗い物をする
- 生ゴミを片付けずにシンクに残していく
- 茹で汁や飲み残しを地面に捨てる
- 台を使わずに薪割りやバトニングをする
さらに、かけがえのないキャンプの時間を過ごすために、少しだけキャンプでできる恩返しについてもご紹介しました。
恩返し
- 家族や友達のマナー違反は優しく教えてあげる
- 自分のサイトの周りのゴミだけも拾う
- 管理人さんに挨拶をする
もしかするとマナーやルールを守るなんて、イメージしていたキャンプとは違うと思う人もいるかもしれません。
しかしみんながお互いを思いやってキャンプができると、きっととても素敵なキャンプの時間を過ごせますよ!
それでは良いキャンプライフを!